Supercar
半世紀以上の時を経ても色褪せない魅力を放つ、クラシックカー。
その洗練されたデザインは、現代の車両とは一線を画し、街中で颯爽と登場すると新鮮なセンセーションを呼び起こします。
クルマ好きにとって、これらの旧車は単なる移動手段ではなく、ライフスタイルの中に潜む真の豊かさといえます。
しかし、美しいだけではなく、日常的に乗るための快適さや安全性も求められます。
そこで、レストモッド(レストア〈回復する〉とモディファイ〈一部を変更する〉を組み合わせた造語)という選択に注目です。
これは、旧車を単に修復するのではなく、現代の技術を取り入れてカスタマイズする動きです。
古き良きデザインを保ちつつ、運転の楽しさや安全性を高める改良を施すことで、新たな価値を生み出しています。
従来の旧車の世界では、完全オリジナルを保持しコンディションを保ち続けて所有することが重要視されてきましたが、金属や樹脂などの経年劣化による問題に加え、パワーステアリングやパワーブレーキの装着など、現代の交通環境に適応させるためには適切なパーツでのモディファイが求められています。
そして、エンジンの扱いに関しては意見が分かれます。
五感に訴えるような車を操る感覚を刺激するという点においては、キャブレターエンジンの独特の魅力は車の心臓部であり守るべきとする声ももちろんあるのですが、一方で時代とともに環境に配慮したEVカーへの変換を支持する動きが大きいことも事実です。
これは、クラシックな外観と現代の快適さを求める市場のニーズが高まっている裏返しともいえます。
ここでは、伝説のラリーマシーン「ランチア デルタ インテグラーレ」をご紹介します。
この車はコンパクトハッチバックのフォルムからは想像もできないほど、アクセルを踏み込めば驚愕の勢いで飛び出し、水を得た魚のようにカーブを駆け抜けます。
6度のWRC(FIA世界ラリー選手権)タイトルを獲得し、ジウジアーロがデザインした名車中の名車です。
しかし名車にはつきものですが故障も決して少ないとはいえません。
40年前、車に情熱を注ぐエンスーな大人たちが愛着を持ち、うれしそうに壊れたデルタの武勇伝を語っていたのを思い出します。

憧れの名車をカスタムし、クラシックな魂とモダンな心地良さが融合した、唯一無二のカーライフを始めてみませんか。
レストモッドはEVカーでもガソリンエンジンでも選択でき、まさに過去と未来をつなぐ、新しいクルマのカルチャーの始まりといえます。
株式会社ガレーヂ伊太利屋
https://garage-italya.co.jp/
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text & creation 西田理一郎
