伊勢志摩の離島で過ごす1日1組限定の「鮨オーベルジュ」

完全なるプライベート空間

かつて真珠養殖が盛んだったことから「宝石の島」と呼ばれている伊勢志摩国立公園内の間崎（まさき）島において、国内で初となる「国立公園内で鮨を味わうことができるオーベルジュ」として、MOKU ISESHIMAが2022年に誕生した。間崎島は三重県志摩市の英虞（あご）湾にたたずむ小さな島。アクセスは、ヘリコプターで東京から90分、近畿圏から30分。または、伊勢志摩サミットが行われた賢島（かしこじま）からリゾート所有のプライベートボートに乗って15分で、非日常の隠れ家リゾートへ到着する。

島に一歩足を踏み入れると、そこは都会の喧騒とは隔絶された極上空間。MOKU ISESHIMAは、1日1組限定のプライベートヴィラ「YADO TERASU」と、鮨店「SUSHI YUTAKA ZEN」の2棟からなる。

「YADO TERASU」は、1日1組限定で最大8名が宿泊できる。テラスの前にはインフィニティプールがあり、その先には英虞湾の絶景が広がる。日中は波のない穏やかな海に癒やされ、夜には星空を眺め、誰にも邪魔されない至福の時を満喫できる。プール脇にはジャグジーや茶室をモチーフとした畳敷きのサウナ室まである。

伊勢志摩の育む恵みをいただく

島の丘の上に建つ「SUSHI YUTA KA ZEN」は、親方の堀勇一氏が英虞湾の豊かな海に惚れ込んでオープンした鮨店で、階段を上った先にある。堀氏は、神奈川県茅ヶ崎市の名店「鮨裕」での成功に慢心せず、自身の目指す鮨を伊勢志摩の地で追い求める。夕暮れ時には英虞湾と島々が夕陽を浴びて黄金色に輝き、次第に闇に包まれてゆく様子をカウンター越しに望む。

自然の恵みをいただく一期一会の食体験と日本の原風景を想わせる伊勢志摩の隠れ家には、大切な人とともに過ごす贅沢な時が流れる。