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世界のミリオネアたちのライフスタ イルは実にアクティブです。
真のジェットセッターたちは、たとえ週末の短時間であっても、それが長期休暇であっても、季節や場所を問わずエキサイティングな体験を求め、世界を駆け巡ります。
今回は、そんな好奇心旺盛な方々のための、世界を舞台にした年間イベントリストをご紹介します。
まずは、煌く夜景を疾走するシンガポールの“最速の宴”から、数々のゴージャスなイベント巡りをはじめましょう。

夜空の下、市街地の特設コースで実施されるF1シンガポールGP。
スイートルームやパドッククラブなど特別な観戦席が用意され、レース後にはトップミュージシャンによるパフォーマンスといった楽しみも充実しています。
贅沢な非日常空間での刺激を求めて、世界中のセレブが集うことでも知られる人気レースです。
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↑ライトアップされた市街地を疾走するマシン。このスリルこそがシンガポールグランプリの醍醐味。
モータースポーツ界の頂点に君臨するフォーミュラワン。
世界最速のマシンを極限のドライビングテクニックで操り、風を切るようにサーキットを駆け抜けながらバトルする―。
そのスピード感とスリルが何百万人ものファンを魅了する世界的ビッグイベントのひとつです。
レースは1年を通して20カ国以上のコースで開催されます。
今年は3月のオーストラリアグランプリを皮切りに、12月のアブダビグランプリまでの全24レースが予定されています。
中でもシンガポールグランプリが注目されるのは、サーキットを周回するレースが多くを占める中、「マリーナベイ・ストリート・サーキット」という一般道路に特設されたコースを周回するからです。
普段は人々が行き交う市街地の中を爆音とともに時速300km以上で疾走するマシンの迫力は満点。
さらにF1史上初めてナイトレースが開催されたグランプリとしても知られ、煌めく夜景の中、照明が照らされたコース上をマシンが閃光のように走り抜ける様子は、恍惚的なほどに美しいものです。
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↑トップアーティストによるパフォーマンスも楽しみのひとつ。
シーズン第18戦として10月3日〜5日の3日間にわたって開催された今年のシンガポールグランプリ。
観戦チケットにはさまざまなホスピタリティパッケージが用意され、アジア最大級のモータースポーツとエンターテインメントの祭典でのプレミアムな体験が実現されました。
11種あるホスピタリティパッケージの中でも特におすすめなのが「TWENTY3」です。
観戦エリアは「マリーナベイ・ストリート・サーキット」の最終コーナーに設置され、専用フェリーでアクセスするという特別な仕掛けが用意されています。
ここからはマリーナベイを背景にフィニッシュラインや表彰台を眺めることができ、まさに最高のポジションに位置するのです。
TWENTY3のパスがあれば、世界中で数々の受賞歴を誇るレストランで魅惑的な美食を堪能したり、トップアーティストによる前夜祭を特設デッキから楽しんだり……。
楽しみはレース以外にも盛りだくさんです。
トラックサイドでの表彰式のセレブレーションの輪に加われば、きっと世界最高峰のモータースポーツの祭典に参加しているような気分を味わえることでしょう。

↑TWENTY3のルーフトップテラスからは最終コーナーからホームストレートにかけての迫力あるバトルを観戦できる。

↑TWENTY3と並ぶ人気のホスピタリティ施設「Sky Suite」。快適なルーフトップスカイテラスでゆったり観戦するのも良い。

↑一流シェフによるレストランやおしゃれなバーなどもラインアップ。
https://singaporegp.sg/en/
Photos: Singapore GP Pte Ltd

2年に一度開催されるゴルフのライダーカップは、1927年に始まった世界有数のスポーツイベントのひとつです。
ヨーロッパ選抜チームとアメリカ選抜チームの対抗戦では、選ばれしトッププロたちが白熱した熱戦を繰り広げます。
そこにはドラマチックな展開、緊張感、友情、スポーツマンシップが盛り込まれており、世界中の観客を魅了しているのです。

イギリスの大富豪サムエル・ライダー氏の提唱によるイギリス対アメリカのチーム対抗戦を始まりとする伝統の戦い。
開催は2年に一度、ヨーロッパとアメリカの会場で交互に開催され、ヨーロッパ選抜とアメリカ選抜による対抗戦が行われます。
プロゴルファーたちにとっては、伝統あるこの戦いに出場すること自体が名誉なことです。
勝者が得るのは栄誉のみ。賞金はなくとも、選ばれし選手たちは国の威信と誇りを背負い、覇権をかけた壮大な 戦いを繰り広げる―、通常のトーナメントとはひと味異なる盛り上がりが魅力です。
観客には熱心なファンはもちろん、各界のVIPが集うことでも知られるこの大会。
2023年はイタリアで開催され、ヨーロッパ選抜がタイトルを奪還、今年9月のアメリカ開催でもヨーロッパ選抜が連勝を飾りました。
世界屈指の難コースを舞台に展開される男たちの熱いドラマ。
次の目撃者となるのはあなたです。
https://www.rydercup.com/
Photos: Getty Images

馬主としても知られるドバイの首長、シェイク・モハメドの肝いりで1996年から始まった国際招待競走。
メイダン競馬場で毎年3月末に開催されるレースには、競馬ファンのみならず世界中の富裕層がその華やかな雰囲気を楽しみに訪れます。

格式高いフランスの凱旋門賞やアメリカのケンタッキーダービーのように、ドバイワールドカップには世界中から紳士淑女が集います。
毎年3月の最終土曜日は「ドバイワールドカップデー」と呼ばれ、今年は6つの国際G1を含む9つの重賞レースが 行われました。
馬主であり無類の競馬好きでもある首長がその威信をかけて開催するこのレースでは、世界各国から集結した一流馬が出走し、賞金総額も世界最高クラスを誇ります。
観戦チケットはいくつかのカテゴリに分かれ、食事など贅沢なサービスを受けられるプレミアムなパッケージなどが用意されています。
他にもパドックやラウンジにアクセスできるチケットもあります。
着飾った観客たちが会話に花を咲かせる様子は夢の中のように華やかで、観戦者の中からベストドレッサー賞などを選ぶコンテストも開催されます。
こうした光景を目にすると、ここでは競馬はギャンブルではなく、紳士淑女たちの社交の場であることに気づかされるのです。
次の開催は2026年3月28日。
ドバイワールドカップのために周囲に住宅やリゾートを含む一体開発がなされたメイダン競馬場が、あなたを待っています。
https://www.dubairacingclub.com/
Photos: Getty Images

ロンドン中心部から約10km南西、テニスファンでなくとも誰もがいつかは訪れたいと思う聖地ウィンブルドン。
1877年に始まった世界最古のテニストーナメント「ウィンブルドン選手権」の開催地です。
全英オープンゴルフやロイヤルアスコット競馬と並ぶイギリス社 交界最高峰のスポーツイベントで、短いイギリスの夏を楽しむ行事として愛されています。

毎年6月最終月曜日から2週間の日程で「オールドイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」で開催され、多くのセレブが観戦に訪れます。
観客席にはロイヤルファミリーから有名セレブまで、世界の超富裕層の豪華な顔ぶれがずらりと並びます。
そうしたイギリスの伝統を尊重してか、すべてのテニス選手たちには、ユニフォームから下着まで「白」の装いという厳格なルールが義務づけられています。
これは“プレドミネンタリー・ホワイト”と呼ばれる、“テニスにふさわしい、ほぼ完全に白の装い”というドレスコードです。
ウェアはもちろんのこと、キャップ、リストバンド、シューズ、ソックス、靴紐、靴底、上着、身に着けるすべてのものにそのルールは適用され、白で統一されるという徹底ぶりで、その格式の高さがうかがえます。
4大大会(グランドスラム)のひとつでもあり、唯一グラス(芝)コートで行われるため、より速く、より爽快でエキサイティングな試合が展開されます。
観客約1万5,000人が熱狂するセンターコートは、1年の内のたった2週間のためだけに芝が養生されています。
2009年には開閉式の屋根も設置され、雨天時の試合も可能となりました。
セレブリティや王族を含む世界の富裕層にとって、この夏のスポーツの祭典は、和や かな雰囲気の中で社交界での親交を深める絶好の機会でもあります。


↑男女シングルス優勝者の優勝賞金は270万ポンド(約5億5,000万円)。

↑世界のセレブが集う夏の一大イベントゆえガラも壮麗です。
https://www.wimbledon.com/index.html

↑2016年に参加したアップル CEO のティム・クック。
1983年に始まった、投資銀行Allen & Companyが主催する、通称サンバレー会議。
“億万長者のためのサマーキャンプ”として知られるこの格別なイベントには、シリコンバレーやメディア界の巨頭、著名企業CEO、政治家、有名投資家たちが集います。
アメリカのアイダホ州サンバレーで毎夏開催され、ビジネスとプレジャーを組み合わせた理想的なイベントとなっています。
参加でき るのは招待客のみ。
2013年にアマゾンのジェフ・ベゾスと「ワシントン・ポスト』元社主のドナルド・グラハムがこのイベントで対話したことが、ベゾスによる「ワシントン・ポスト』買収につながった、というのは有名な話です。
億万長者のあなたになら、招待状が突然届くかもしれません。

↑(左から)フェイスブック(現メタ)のCEOマーク・ザッカーバーグ、副社長ダン・ローズ、COO シェリル・サンドバーグ。
https://alleninvestments.com/
Photos: Getty Images

ヘンリーロイヤルレガッタは、イギリスにおいて、ウィンブルドン、ロイヤルアスコット、全英オープンゴルフと並ぶ、夏の社交界、スポーツ界最大のイベントのひとつとして重要な位置を占めています。
そのため他のイベント同様、特定の会場にはドレスコードも設けられています。

ロンドンから西に約1時間、イギリスで最も美しい町のひとつといわれるヘンリーオンテムズで夏に開催される世界で最も有名なレガッタです。
1839年の初開催以来、2度の世界大戦時と2020年を除き毎年開催されています。
アルバート王子が最初の王室後継者となった1851年以来、「ロイヤル」の名が付きました。
レガッタは通常6日間(火曜日から日曜日)、7月の最初の週末まで続きます。
レースは、1マイル550ヤード(2112m )のコースで行われ、2艇が直接対決していく勝ち抜き戦。
プロからアマまで6日間で200以上のレースが行われます。
熱戦を観戦するのは、「スチュワードエンクロージャー席」という、メンバーシップ限定エリアで。
ここにはメンバーとメンバーのゲストのみ入場できます。
スチュワードエンクロージャーのメンバーになるには、2人の既存メンバーの推薦が必要で、数年の順番待ちとのことですが、英国の伝統と格式を味わうために挑戦してみてはいかがでしょうか。
こちらのエリアはドレスコードがあることでも有名で、女性は膝下のドレスやスカート、ジャケットやブレザー、またはパンツスーツを着用、必須ではないものの帽子をかぶるのが通例です。
男性はネクタイにジャケットまたはブレザーを着用する必要があります。
ショートパンツ、レギンス、ジーンズは不可。
レガッタコースの終点近くに設置されており、レースの結果を最初に見ることができる特等席です。
「レガッタエンクロージャー」という一般観戦エリアもあるので、ご安心ください。
ロンドンから車で約50分、電車で約1時間40 分ほどの距離にあるヘンリーオンテムズは、イギリスで最も美しい町のひとつといわれています。
上流階級の方々がこの地に邸宅を建て、現在も高級住宅地として知られています。
1325年に建てられたヘンリーで最も古い建築のパブ「The Old Bell」や、アンティークショップ巡りなど、夏のイギリスを楽しむには最適の場所です。

↑川沿いの座席とグランドスタンドのほか、屋根付きのレストラン、屋外のダイニングエリア、バーも用意されている。

↑16時からはアフタヌーンティーも。

↑夏の社交界のビッグイベントはファッションも優雅。

↑約2,000mのコースで6日間200以上のレースが行われる。最も名誉あるイベントは、8人制のグランドチャレンジカップで、世界中のトップ選手が集う最高レベルのレース。

フリーズ・アートフェアは、アートマガジン『FRIEZE』が2003年から主催しているイギリス最大規模の現代アートフェアです。
毎年10月にロンドン北部のリージェンツパーク内で開催されます。
2012年からは毎年5月にニューヨークで、2019年からロサンゼルス、2022年からは韓国・ソウルでも開催されるなど、多くの来場者で賑わう世界的なアートフェアへと成長しています。

現在は、最高級アートを求める大物アートコレクターやギャラリストが集まり、幅広い時代のアートを取り扱う「フリーズ・マスターズ」と、コンテンポラリー・アートに特化した「フリーズ・ロンドン」という2つのパートに分かれています。
世界各国から約170のギャラリーが参加し、来場者は約5万人。
最も革新的な展示をしたギャラリーには「スタンドプライズ賞」として1万ポンドが授与されます。
アーティストが即興制作を行う「フリーズプロジェクト」や、映像・音楽作品のパフォーマンス、現代アートに関するトピックを業界関係者で議論する「フリーズトークス」など、プログラムも多彩です。
フリーズではアーティストによるライブペインティングやパフォーマンスなど劇場型のアート作品も楽しめるようになり、アートを体感する場として付加価値をもたらした功績は大きいといわれています。
また、アーティストによる新作を依頼した最初のアートフェアであり、新たなアートが発見され販売される場でもあります。
アートフェアでの売上を含めた2022年の世界のプライマリー市場の総売上高は6兆円に迫る勢いです。
世界の一流ギャラリーが集うフリーズのアートフェアで、さらに深いアートの教養を英国で身につける―、教養の秋にぴったりのイベントです。


↑フリーズは、2023年にはアメリカを代表する老舗アートフェアの「アーモリー・ショー」(ニューヨーク)と「エキスポ・シカゴ」の買収を発表し、急激にその勢いを加速させています。多国籍投資銀行UBSが主催する世界最大のアートフェア、アート・バーゼルとはまた一味違う、英国発信のアートワールドを秋のひととき、存分にお楽しみください。
